ストームグラスの歴史

 

    ストームグラスの真の発明者は不明です。ストームグラスについての最初の記録は19世紀前半イギリスで記述されています。1870年頃にはフランスでもストームグラスの存在は記録されていました。

 

    ストームグラスの発明はロバート・フィッツロイ(1805年-1865年)によると誤解している人がいます。フィッツロイはイギリス海軍の要求に応じて様々な気圧計や温度計を製作しましたがストームグラスの発明者ではありませんでした。フィッツロィはストームグラスを推奨し、よく様子を観察していました。フィッツロィはストームグラスの源について1861年の記録で以下のように述べています:
 「約40年前にMalacrediというイタリア人がイギリスにストームグラスと名付けたガラスアンプルを持ち込みました。恐らくその当時からイギリスでも製作されていました。僕はいくつかこのストームグラスが手に入り…どちらかといいますと実際に使用することより、面白く興味深いものと言った方が良いです。ストームグラスの中の混合物はとくに大気の影響で変化が表れました…」

 

    19世紀においてイギリスでは天気を予測するための道具として研究されました。ストームグラスのことを一般に知らしめたのはフィツッロイ艦長でした。彼は最初の人々の中の1人としてストームガラスの中での変化を観察していました。

 

    1859年、イギリス諸島は非常に強い嵐に襲われました。それでイギリス王室は「ロバーット・フィッツロイの嵐バロメーター」として知られていたストームグラスをイギリス周辺にある小さな島々に住んでいる漁師達に提供しました。これらのストームグラスは天気の予測をし、船の出港前に必要な情報を伝えるために使われるべきでした。

 

    19世紀、ストームグラスはフランスでも明らかに知られていました。有名な作家ジュール・ヴェルヌも「海底二万里」という本の中でネモ船長が教授にノーチラス号に設置している機器としてストームグラスのことが記述されています…「教授、これはノーチラスを操縦するために必要です。ここではサロンでと同じようにいつも綺麗に見えます。それらの器具は大洋での位置と方向を示しています。いくつかはもうご存知ですね…」とネモ船長は寝室の壁にかかっている計器を指さしながら言った。「気圧計は中に入っている混合物が分解することで嵐の到来を予告します。」と言います。この「気圧計」というのはストームグラスのことであり、「混合物の分解」というのはおそらくアンプルの中に入っている溶液と結晶の変化のことに違いありません…

 

    残念ながらストームグラスの発明者はいまだに不明です。「Will the true originator of the Storm glass please own up?“」という記事の執筆者自身も発明者が明らかになるのか懐疑的に思っています…ストームグラスは19世紀に典型的な気圧計でより天気を確実に予測できる計器を発明しようとした工業化学者の発明だと思われています…

 

    以下の記事でストームグラスの歴史の詳細を知ることができます:

„Will the true originator of the Storm glass please own up?“
    雑誌Ambix2006年53号67-75ページで投稿された„Will the true originator of the Storm glass please own up?“という記事のリンクを「ストームグラスの勉強」というセクションで見つけることができます。